2年前の3月11日
あの日、揺れを感じたのは娘の病室でした。
娘が「点滴が揺れてる」と言って見ると
ゆらゆらと点滴が揺れていました。
普段ならば、学校に行っている時間ですが、
この日手術を控えており病室で呼ばれるのを待っている状態でした。
「どこが揺れたのかテレビで見てみようか」とテレビをつけると、
東北で大きな地震が起こったことが分かりました。
その後津波の情報がひっきりなしに入ってきて、
テレビでは津波に飲み込まれていく車や家の様子を映していました。
あまりにもショッキングな映像で、
本来ならば、手術前で不安な時間ですが、
不安に思う間がなくあっという間に手術の時間になりました。
娘の手術も無事に終わり、夜付添をしながら
いわきに住む友達にダメ元でメールをしてみました。
無事とメールがありホッとしました。
中学生活に怪我やら病気やらで度々病院にお世話になった娘は、
この春から看護科へ進みます。
娘の進学する学校は、今も東北の支援を行っている学校で、
生徒さんたちもボランティアで度々被災地へ行ったり、募金活動をしたりと積極的です。
震災の時、ベッドの上で祈る事しかできなかった娘は、
自分も何かしたいと思い受験する学校を選びました。
娘の中学校生活は、決して健康な3年間ではありませんでした。
でも、3.11のあの日があったからこそ、健康であることが当たり前ではない事や、
命について考えることが出来るようになったんだと思います。
中学生活でしっかりとした将来の夢が見つけられたので、
あとはその夢に向かって突き進むのみです。
1ヶ月後には入学式。いよいよ高校生活が始まります。
夢への第一歩。
たくさんのことを学び、
患者さんの気持ちがわかる看護師さんになってくれたらなぁと思います。
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