京からかみ

京からかみの由来

からかみとは、襖(ふすま)に施される一種の版画のことです。
起源は平安時代に遡ります。もともと詩歌を書き記す紙として作り始められ、後に鎌倉時代にはいって書院造りが普及してから、「唐紙師(からかみし)」という襖(ふすま)紙の専門家があらわれました。

室町中期には越前の鳥の子が良質なものとして、持てはやされるようになりました。
この鳥の子紙に木版で紋様を施したものが「から紙」です。さらに木版印刷の技術の蓄積により、江戸時代になって千代紙として庶民にも親しまれるようになりました。

舞鶴市 T様邸

お施主様の御希望により、浅黄色鳥の子紙に梅の丸を型押ししたオーダーメイドの唐紙です。また引き手も金物屋様に「梅の柄にあった高級感のあるなおかつリーゾナブルな引き手」とお願いしたところ、見本帳にはない「にほい梅」を勧めていただき取り付けました。
京からかみ、引き手によって高級感あふれるお部屋に仕上がりました。

 

光琳大波 施工例

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江戸時代から受け継いできた京からかみの中でも、代表的な波紋です。
一本の線の完璧なラインで波を表現しており、線の太さや、波の高さも絶妙なバランスで計算された、完成度の高い文様です。

 

京からかみを使った表具

20091202110712_image1_35高級和紙に版木により伝統模様を掘り込んで行く最高級の襖紙です。すべて受注生産にて加工いたします。

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